2006年09月16日

虎を描いて狗に類す

 生きていくことは、日々勉強ですね。学校で学ぶことだけが、勉強ではありませんよ。日常生活においても、いろいろな場面で勉強することはあるものです。例えば、何気ない会話の中から上手な人付き合いの仕方を学んだり、みんなから尊敬される人の振る舞いをみて参考にしたりということです。

 ただ、勉強したからといって、勉強したことがうまく活かせるかというとそうでもなかったりします。他人が巧みな話術で人々の心をつかんだからといって、その会話の内容を別の機会にそのまま自分が話したとしてもうまく気持ちが伝わらないことってあるでしょう。心をつかむどころか逆にしらけさせてしまうこともよくある失敗ですね。

 虎を描いて狗に類すということわざがあります。物事を学んで失敗するたとえで、素質のない者が優れた人の真似をすると、かえって軽薄になるという意味です。う〜ん、ありがちなことですよね。本人はよく学んだつもりでも本質を理解していないと、思わぬ失敗をするものです。

 結局、人の真似をしても失敗することのほうが多いと思います。学んだことを自分のものにして応用の効くような才能溢れる人なら別ですよ。普通の凡人は、優れた人からすべてを学んだつもりで、ひねりもなく真似をするからうまくいかないんです。そんなものは、ただの劣化コピーでしかないのですから。

 やっぱり、優れた人のすることというのは、魂がこもっているというか、重みがあるんですね。うわべだけ真似しても、中身まで真似できるものではないんです。上で書いた会話の例をとってみても、すばらしい人格者が話す言葉だから人々の心をつかむのであって、普通の人が言葉だけ借りても誰の心にも響かないんですよ。軽いんです。

 だから、学ぶことは大切ですが、学んだことをそのまま真似するのではなく、自分に合わせて変えることがもっと大事です。人それぞれ個性というものがあるのですから、個性によってやり方も変わるはずなんです。自分なりの個性を活かして気持ちを込めることができれば、ただの真似に終わることなく、それなりに重みがでるものだと思います。

 他人は他人、自分は自分なんです。他人にできても自分にできないこともあるし、逆に他人に真似できない自分だけの優れたこともあるんです。素質の違いはどうしようもないとしても、自分なりにできることを一所懸命やるしかないじゃないですか。そのほうが、真似よりもよっぽど価値のあるものだと思いますし、成功にも近いと思いますよ。ベストを尽くしましょう。

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posted by kenji at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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