2006年10月05日

病は気から

 うすうすわかっているとは思いますが、ぶっちゃけて書きますとわたしはうつ病です。数年前のあるときから会社で働くことがとても憂鬱になり、ついに耐え切れなくなったのです。みっともないことに、大の大人が会社に行く時間になると涙を流すほど心が壊れてしまいました。それで、わたしは会社を辞めました。

 うつ病の厄介なところは、常に言い知れぬ不安が付きまとい、些細なことにも緊張して心休まるときがないことです。また、自分に自信が持てなくなります。「自分にはなんの価値もない」と考えるようになり、さらには「自分がいることでみんなに迷惑をかけている」と思い込んでしまうようになります。気持ちは落ち込み続け、どんどん深みにはまっていくのです。

 さらに、やる気が根こそぎ奪われてしまいます。何に対しても興味を失い、無気力になります。楽しいことも楽しいと感じられず、楽しかったことさえ思い出せず、毎日を呆然と過ごすしかできません。何もできない自分に嫌気が差しますけど、どうしようもないのです。そして、心はさらに弱くなっていきます。希望など考えられるはずもありません。

 もっとも困るのが、希死念慮が起こることです。「こんな自分なんかいないほうがましだ」、「全てを終わりにしたい」、という気持ちが強くなり、死にたくなるのです。どんなことをしていても、頭の片隅にはいつもこの気持ちがあります。死んではいけないことはわかっているのですが、生きる意味さえわからないのですから払拭することはできません。怖いのは、その衝動に負けそうになるときです。

 病は気からとよく言います。病気は心の持ち方次第で起こり、良くもなり悪くもなるということです。健康な人は、「うつ病なんて気持ちの問題だ」、「気合が足りないからそんな病気になるんだ」と思うことでしょう。ともすれば、「怠けたいだけなんじゃないか」という偏見の目で見る人さえいます。

 だけど、そうじゃないんです。本人だって病気になりたくてなったわけじゃないし、治したい気持ちは人一倍あるんです。誰が好き好んで、こんな辛い日々を送りたいと思いますか。どうにかできるものなら、とっくにやっています。常に心の中で葛藤しているのです。健康な人には、この気持ちをわかってもらえないでしょうけどね。

 うつ病になってから、もう数年が経過します。家族の助けと薬に頼って、まだ何とか生きています。うつ病は治る病気だと言われていますが、数年経っても治らないわたしには気休めでしかありません。本当に治る日がやってきて、元通りの楽しい生活が送れるようになるのでしょうか。答えは、未だ暗闇の中です。

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posted by kenji at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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